DOWAグループは天然資源から有益な金属を取り出す「製錬事業」、取り出した金属に付加価値を与える「金属加工事業」や「熱処理事業」、こうして生まれた金属材料を高機能化する「電子材料事業」、使用後には無害化し、再利用可能なものは回収・再資源化する「環境・リサイクル事業」――非鉄金属の生産から高付加価値製品の製造、さらにはリサイクルに至る独自の循環型事業を通じて、世界各地における環境・資源問題など、グループの総合力を活かして社会課題の解決に取り組んでいます。
商号 | DOWAホールディングス株式会社 |
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設立年月日 | 1937年3月11日 |
本店所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 秋葉原UDX22階 |
代表取締役社長 | 山田 政雄 |
資本金 | 36,437百万円 |
従業員数 | 8,700人(2015年3月末) |
2014年度の需要面では、世界的に自動車関連製品が引き続き堅調に推移しました。また、スマートフォンや新エネルギー向けの需要も堅調に推移しました。金属価格については、米ドル高や原油安を背景に貴金属や銅が下落した中、亜鉛は堅調に推移しました。
このような状況の中、DOWAグループの2015年3月期の連結売上高は前期比5% 増の4,642億円となり、連結営業利益は同23%増の390億円、連結経常利益は同20%増の420億円、連結当期純利益は同14%増の265億円となりました。
私たちDOWAグループは、5つのコアビジネスからなる循環型事業をグローバルに展開しています。
売上高構成比 19.6% 営業利益構成比 19.4%(2015年3月期)
一般廃棄物および産業廃棄物の収集・運搬から中間処理、最終処理まで、一貫体制でのサービス
土壌汚染の調査から浄化工事、モニタリングまでトータルサポートの提供
工場の生産工程から発生するスクラップや電化製品・自動車などの使用済み製品から有価金属を回収
売上高構成比 44.9% 営業利益構成比 35.8%(2015年3月期)
金、銀、銅をはじめとする多様な金属を回収できる、世界有数のリサイクル製錬
使用済み自動車排ガス触媒からのプラチナなど白金族の回収
国内最大の亜鉛製錬所で年産20万トンを誇る秋田製錬(株)を中心に、資源開発から地金生産、加工品の販売まで、一貫した事業展開
売上高構成比 13.9% 営業利益構成比 23.3%(2015年3月期)
半導体材料の高純度ガリウム・インジウム、化合物半導体ウェハ、高輝度・高出力LED のトップメーカー
新エネルギー用途に使用される銀粉、電子部品に使用される銅粉、電池材料となる亜鉛粉・酸化銀などを製造
圧倒的な世界シェアを誇る高容量記録テープ向けメタル粉、コピー機向けのキャリア粉、プリンタなどに使用されるフェライト粉を製造
売上高構成比 16.5% 営業利益構成比 15.3%(2015年3月期)
自動車・半導体向けの端子やコネクタに使われる銅・黄銅・銅合金の条、黄銅の棒・鍛造品を製造
自動車や携帯電話・家電製品のコネクタ・スイッチなどの部品向け貴金属めっき加工
産業機械・高速鉄道・風力発電・太陽光発電などの電力制御機器に使用される、金属セラミック基板の製造
売上高構成比 5.1% 営業利益構成比 6.2%(2015年3月期)
熱処理加工のノウハウを活かし、炉の設備設計から立ち上げ、メンテナンスに至るトータルサービスを提供
自動車などのエンジンや変速機の金属部品に、耐摩耗性・耐疲労性・耐焼付性の向上など、用途に応じた表面加工処理