DOWA CSR報告書2015

Governance企業統治

重点施策:CSR調達

CSR調達方針

DOWAグループでは、サプライチェーン・マネジメントを推進するため、2013年に従来の調達方針を「CSR調達方針」に見直しました。当社のCSR調達方針の特徴はQ(品質)・C(コスト)・D(納期)といった従来型の調達に「S(sustainability: 持続可能)」を加えたことにあります。この「S」には、コンプライアンスはもとより、環境保全や人権への配慮などの社会的責任に対する取り組み項目を盛り込んでいます。
CSR調達方針は取引開始などの機会にお取引先へご案内し、当社の考えを伝えるとともに遵守をお願いしています。方針はWeb サイトを通じて広く公表しています。

〈 CSR Web 〉
http://www.dowa-csr.jp/about/csr_procurement.html

CSR調達方針

CSR調達ガイドライン

2014年度は、当社とお取引先がCSRを推進する上で考慮すべき内容をまとめた「CSR調達ガイドライン」の策定を行いました。検討に当たっては、自社の成長のために
も、一方的に要請するだけでなく顧客やサプライヤーとともに取り組んでいくという意識から、「JEITA サプライチェーンCSR推進ガイドブック」や「EICC Code of Conduct(電子業界行動規範)」など、サプライチェーンでつながりの深いエレクトロニクス業界のガイドラインなども参考にしながら策定しました。
策定したガイドラインは、運用に向け、社内の事業部門および各地域の調達担当部門に配布し、訪問説明や社内ポータルサイトを通じた周知を開始しました。
また、事業のグローバル化に伴い、海外事業所でも取引先よりCSRに関する調査票やヒヤリングなどを受ける機会が増えてきたため、CSR調達ガイドラインについても英語版と中国語版、タイ語版を作成しました。CSR部門では、海外事業所の訪問時に策定の背景や当社の考え方、内容の説明などを行っています。

イメージ写真

今後の取り組み

2015年度は、CSR調達ガイドラインに基づく、主要なお取引先へのガイドラインとセルフチェックリストの配布を開始します。セルフチェックリストは、自社のCSRの推進の仕組みと実態把握について、お取引先自身が自己評価を行うものです。また、結果のフィードバック、さらにセルフチェックの結果を確認するためのサプライヤーへの訪問確認を予定しています。
今後は、当社のサプライチェーン・マネジメントをより実効性の高い活動とするため、海外の取引先への展開を図るなど取り組みの充実化と確実な運用を進めていきます。

ページトップへ