DOWAグループは、事業を通じてCSR活動を推進するに当たり、労働安全衛生を最も重要なテーマの一つと考え、
「安全はすべてに優先する」との基本理念に基づき、さまざまな安全活動を展開しています。
DOWAグループは「安全はすべてに優先する」との基本理念に立ち、「全従業員が自主的に活動に取り組み、安全衛生水準の向上を目指す」という安全衛生方針のもと、全事業所において安全衛生委員会などの組織を整備し、年間安全衛生計画に基づいてさまざまな安全活動を展開しています。
DOWAグループは、毎年6月に、「グループ各社の優れた取り組みの共有」と「担当者の人的ネットワークの形成」を通じて、各社の取り組みレベルの向上に繋げることを目的としたリスクアセスメント発表会を開催しています。
6回目の今回は、国内6社の発表と海外2社の招待講演が行われ、業務改善活動と結びつけた活動や社外の関係者も巻き込んだ活動など、各社工夫を凝らした発表がされました。
タイ国内のDOWAグループ各事業所が優れた安全の取り組みを発表する安全大会であるDOWA Safety Award in Thailandがバンコク市内のホテルで行われました。リスクアセスメント、危険予知トレーニング、安全パトロール、ヒヤリハット、5S活動など幅広いテーマで発表があり、なかには前年に実施した来日教育の成果が発表に繋がった例もありました。遮断した動力スイッチの操作ができないように鍵で固定したり警標を掲げたりする「ログアウト・タグアウト活動」を発表したDOWAサーモテックタイランドが優勝し、その活動内容は、日本での安全大会や中国安全大会において優良事例として共有されました。
DOWAグループでは、健康保険組合を通じ、従業員やその家族の健康管理・増進に向け、健康診断受診やメンタルヘルス対策の推進、スポーツ行事の支援など、さまざまな取り組みを展開しています。
一人ひとりが健康への意識を高め、心身の健康を維持できるよう、毎年の定期健康診断の確実な全員受診に部門や事業所単位で取り組んでいるほか、人間ドックや婦人科健診、インフルエンザ予防接種などの各種助成制度も充実させています。また、40歳以上の被保険者および被扶養者を対象とした特定健診(特定健康診査)の受診率向上に向け、グループ報による情報提供などを実施し、受診率は少しずつ増加傾向にあります。
さらに、スポーツや運動を通じて健康なからだを維持・増進していくよう、従業員のスポーツ行事への補助金交付制度を設け、健康づくりを支援しています。
DOWAグループでは、従業員の心の健康管理のため、メンタルヘルス・カウンセリング制度を運用し、専門カウンセラー(臨床心理士)による電話相談を受けられる専用ダイヤルを設置しています。誰もが安心して相談できるよう窓口は社外におき、厳重なプライバシー管理を行っています。さらに2013年度からは、自身のストレスへの気づきを促し、ストレスの原因となる職場環境の改善につなげるため、メンタルヘルスを自己診断できるストレスチェック・ツールを導入し、従業員のメンタルヘルス不調の未然防止に取り組んでいます。