安全労働安全衛生は、DOWAが事業を展開する上での最も重要なテーマの一つです。「安全はすべてに優先する」との基本理念に基づき、国内外の全事業所において安全衛生委員会などの組織を整備、年間計画に基づいてさまざまな安全活動を展開しています。
労働安全分野における2017年度の活動状況と、2018年度の計画は以下のとおりです。
安全重点施策 | 課題 | 指標 | 評価 | 主な実績 |
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全社安全レベルの底上げ | 地区単位横断取組の強化 | 度数率0.9以下 | △ | 0.91 |
強度率0.02以下 | × | 0.64 | ||
海外子会社安全教育の強化 | 来日教育、出前教育の継続実施 およびフォロー確認 |
7回 | ○ | 8回(来日教育4回、出前教育4回) |
全社安全レベルの底上げ | 地区単位横断取組の強化 | 度数率0.9以下 | |
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強度率0.02以下 | |||
海外子会社安全教育の強化 | メンテナンス教育の強化 | 補修時における災害発生率の半減 |
DOWAグループでは安全の取り組みとして、環境・安全部門と各事業会社および技術サポート会社の担当者が集い、「安全環境担当者会議」を毎月本社にて開催しています。直近に起きた事故・災害の状況把握や、事故・災害発生事業所でまとめた発生原因の特定や再発防止策について、事実確認し、原因に至るその視点や分析、具体的な応急および恒久対策が十分かどうかの議論をし、フィードバックしています。
また、災害事例の共有化を行い、各事業所での未然防止の取り組みを推進しています。安全環境担当者会議で議論した内容や対策などの決定事項は、担当者から職制を通じてそれぞれの事業子会社へ展開し、情報の共有を図っています。
環境・安全部門や各事業会社および技術サポート会社の担当者は、事故・災害が発生した場合はその事業所を訪問し、事実確認や原因、再発防止策についての確認を発生現場において実施しています。また、過去に事故・災害を発生した事業所についても再訪問し、再発防止策の有効性を確認しています。その一方で、リスクアセスメント大会や安全大会、Safety Award等での優良事例発表があった案件についても現物を確認しています。
2017年度は、2016年度に引き続き、国内および海外43事業所の安全監査を実施し、安全管理体制や手順書、装置関係、緊急対応関係について特に確認し、不十分な事業所には是正の指導を実施しました。
※OHS(Occupational Health and Safety):労働安全衛生
タイ子会社における事故発生状況確認
優良事例確認(ロックアウト・タグアウト)
コンプライアンスセミナーでの現地パトロール