20年以上にわたりインドネシア・ボゴール県で廃棄物処理事業を営むPPLiは、地域住民からの理解と適切なコミュニケーションを重視した経営を行っています。
PPLiでは、CSRに関連する部署として、安全・環境、広報等の部門を設置しており、この他に、地域コミュニティとの渉外を専属に担当する部署も設けています。地域コミュニティの渉外担当は、定期的に近隣の集落を訪問し、地域住民からのニーズや要望を直接ヒヤリングし、話し合いを経たうえで、各種地域貢献活動を実施します。地域貢献活動の他に、操業面でも地域住民の声を活かしており、安全・環境部門等、関連する部署が一体となって、周辺環境との調和を重視する運営を行っています。
PPLiは、1994年にインドネシアで初めての有害廃棄物の最終処分場運営会社として設立されました。現在においても、収集・運搬から最終処理まで、総合的な廃棄物処理サービスを提供するインドネシアで唯一の会社です。これまでPPLiが培ってきた処理技術やノウハウについて、行政、教育機関、地域、顧客から相談や教育に関する依頼も多く、PPLiではこれらを通じて、各ステークホルダーに対する環境・リサイクル活動の普及・啓発に積極的に取り組んでいます。
国民の大部分がイスラム教徒であるインドネシアで事業を行う外国企業にとって、イスラム教を理解することは重要です。イスラム教信者は、決められた時間に、メッカの方角に向かい、1日5回の礼拝を行うため、多くの企業では、事業所内にモスク(礼拝所)を設けています。PPLiも2015年7月にモスクを建て替え、従業員や来訪者に礼拝の場を提供しています。
PPLiにあるモスク