経済性報告
財務ハイライト
期前半は円高や原油高などの影響を受けながらも、堅調な輸出に支えられていましたが、期半ばに米国から始まった急激な信用収縮が実体経済に世界規模で影響をおよぼし、未曾有の不況の様相を呈するようになりました。
このような状況を受け、DOWAグループでは構造改革を打ち出し、コスト削減を協力に推し進めてまいりましたが、経常利益・純利益ともに大幅な減益となり、当期の経常利益は前年度を582億円下回る▲134億円となりました。
〈 連結売上高 〉
〈 連結売上高 〉
〈 営業利益・経常利益 〉
〈 1株あたりの配当金 〉
2008年度トピックス
■ 製錬
小坂新型製錬設備
- 小坂製錬新型製錬設備の立ち上げおよび操業度向上(詳細)
- 亜鉛事業の構造改革および事業基盤強化の推進
- 白金族(PGM)の日本・米国拠点サンプリング設備増強および集荷強化
■ 環境・リサイクル
エコシステム千葉新焼却炉
- エコシステム千葉新焼却炉完工(詳細)
- 東南アジアの廃棄物処理会社 MAEH 社の買収(詳細)
- 関西ソイルロジスティクスセンター開設
- 岡山市でBDF(バイオディーゼル燃料)事業に着手(詳細)
- フィリピンで養豚場から発生するメタンガスを回収するCDM事業に着手(詳細)
■ 電子材料
導電性インク(ナノ銀粉使用)
- ナノ銀粉で米国PChem社製品のアジア地区独占販売権を取得(詳細)
- 世界最高水準出力の深紫外LEDチップの開発に成功(詳細)
- 京都エレックス(株)への出資比率を50%に向上(電子材料事業強化)
- フェライト事業のシンガポール生産拠点を閉鎖、国内に生産を集約
■
金属加工
窒化アルミ基板
- 伸銅品営業拠点(東京・名古屋)を浜松に集約、営業活動効率化
- DOWAハイテックでめっき廃液からのNi・Sn回収を開始
- TDパワーマテリアルで窒化アルミ白板の製造を開始
- DOWAパワーデバイス生産能力増強完了(詳細)
■
熱処理
太田熱処理新工場
- 群馬県太田市に国内9箇所目の工場竣工、操業開始(詳細)
- タイ新会社にて浸炭・金型表面処理の受託加工を開始
- 営業機能を名古屋に、本社機能を東京・名古屋に展開(組織の効率化)