労働安全衛生の取り組み
リスクアセスメント発表会DOWAグループでは、全社安全運動プロジェクトを開始する以前より、全国各地の事業所合同の安全クロスパトロールや環境安全コンプライアンス・セミナー、リスクアセスメント発表会などを毎年定期的に開催し、グループ全体として安全活動を推進しています
国内での取り組み
環境安全コンプライアンス・セミナー
社外講師を招き、安全・環境関連のコンプライアンスの講義、他社環境事故のケーススタディ、環境事故発生時のロールプレイ演習などを通じて、環境・安全意識の向上を図っています。このコンプライアンス・セミナーは2010年度より開始しており、2013年度は4箇所で開催、計81名が受講しました。
実施場所 | 実施日 | 参加人員 |
---|---|---|
エコシステム千葉 | 7月27日 | 23名 |
エコシステム山陽 | 9月10日 | 13名 |
小坂製錬 | 11月28日 | 30名 |
セム | 1月22日 | 15名 |
2013年度セミナー開催実績
環境安全コンプライアンス・セミナー
安全クロスパトロール
国内の北部・関東・中京・西部地域の事業所を対象として、原則として年間各1回ずつ、各地域の事業所メンバー主体で合同の安全クロスパトロールを開催しています。所属事業会社の枠を超えて、第三者の視点で不安全状態や行動を指摘してもらうことで、当該事業所の安全レベルならびにパトロール参加者の危険感度の向上を図っています。2013年度は計61名が参加しました。
実施場所 | 実施日 | 参加人員 |
---|---|---|
エコシステム千葉 | 8月23日 | 17名 |
小坂製錬 | 9月19日 | 13名 |
DOWAハイテック | 10月29日 | 17名 |
サーモテック半田工場 | 12月17日 | 14名 |
2013年度パトロール開催実績
安全クロスパトロール
海外での取り組み
DOWAグループでは、日本国内同様に海外各地域・各社においても安全活動を推進しています。
特に近年拠点が急速に増えたアジア地域、とりわけタイと中国における安全活動の拠点間交流を重点的に進めています。
タイ
タイ DOWA Safety Award
東南アジア地域の主要マーケット地として世界中からさまざまな産業が集結しているタイには、DOWAグループも既に4事業会社5拠点を構えています。そこで昨年度より、日本国内同様に全拠点合同の安全取り組みを開始しました。各拠点持ち回りで合同安全パトロールや安全会議などを開催し、特に現地の安全担当社員同士が所属会社の枠を超えた人的ネットワークの構築を図りました。また昨年度1年間の取り組みの締めくくりとして、タイ国内で「DOWA Safety Award」(安全活動の成果発表会)をバンコク市内のホテルで開催しました。インドネシアや中国からも発表エントリーがあり、参加者による相互採点で上位3チームを表彰し、その成果を褒め称えました。今後も引き続き拠点間交流の活発化に努め、タイ全体の安全レベルの底上げに注力していきます。
中国
中国 安全クロスパトロール
DOWAグループ7拠点を擁する中国では、2011年から毎年2~3回の頻度で各社持ち回りの「中国安全会議」を開催しています。全拠点の経営層ならびに安全担当者が参加し、各社における合同クロスパトロール、各社からの直近の事故災害事例の報告および討議などを行っています。2013年度はCSR部門からも毎回出席し、日本における安全活動の事例紹介や情報・意見交換などを行いました。今後は全拠点参加の安全会議以外でも、共通課題・テーマに特化した拠点間交流や現地社員対象の合同勉強会などを充実させていきます。
労働災害の発生状況 | |
---|---|
【DOWAグループの事業所における2013年度の事故災害状況について】 ※従業員が30~99人(当社の事業所における平均従業員数)の2012年度の災害統計確定値と比較 |
社会からの評価
「安全衛生管理優良表彰」団体賞を受賞
2013年5月、DOWA岡山事業所( 敷地内9事業子会社)が、岡山県労働基準協会岡山支部より『安全衛生管理優良表彰「団体賞」』を受賞しました。受賞の理由は、2012年度の労働災害が皆無であったことと、昨年富山で開催された全国安全衛生大会で、独自カリキュラムによる職長教育の実施や発煙硫酸出荷作業のリスクアセスメントについて研究発表を行うなど、構成事業場の労働災害防止に寄与していることが評価されました。
「労働基準協会会長賞」個人賞を受賞
2013年10月、「第60回秋田産業安全衛生大会」が開催され、秋田ジンクソリューションズから、製造部・業務グループのある佐藤グループリーダーが「秋田県労働基準協会会長賞」の個人賞を受賞しました。佐藤グループリーダーは、2002年から安全衛生担当として年間活動計画の立案とその遂行に携わってきました。また、従業員へのリスクアセスメント等の安全教育に熱意を持って取り組み、事故災害の発生防止に努めたことが評価されて、受賞につながりました。