コーポレート・ガバナンス体制
企業価値の維持・向上プロセス 内部統制活動について
内部統制とは、ステークホルダーなどに対する責務を果たすことであると共に、市場経済が進展していく中で継続的に企業価値を維持・向上するために必要なプロセスの1つであると私たちは考えています。
そこで、2006年に施行された会社法および2008年4月から本格運用された金融商品取引法で要求されている内部統制システムを構築すべく、グループ全社の会計業務の流れが目に見えるように業務フローの作成やリスクの洗い出しを行いました。また会計以外の業務でも文書化を進め、日常業務におけるコンプライアンスを充実させるとともに、業務の効率化を図ることで企業価値の向上に努めます。
私たちは、持株会社制へ移行し、これまでの社内カンパニー制からさらに発展させた形で分権型の組織改革を進める中で、引き続きコーポレート・ガバナンス強化に取り組んでいきます。
2007年12月のCSR部門発足から、内部統制を担当しています。
「内部統制」と聞くと、何か難しいこと、面倒なことのようですが、「内部統制とは、会社を映す『鏡』である」と考え、取り組んでいます。汚れた鏡では、どんなに着飾っても、期待した素敵な容姿は映りません。また、鏡はとても傷つきやすく割れやすいものです。一人ひとりが主体的に「当たり前のことをきちんとする」ことで保たれる状態こそが、「きれいな姿を映すきれいな鏡」、つまり内部統制が適正に保たれている状態であり、鏡を常に磨き、その状態を確認することが、言い換えると内部統制の整備であり監査 となります。主役は、社員一人ひとりと考えています。
私たちは、内部統制とは身近なもので、堅苦しくないものということを、DOWAグ ループに広めていきたいと思っています。