社会性報告
「能力・意欲の向上」と、「仕事と生活の調和」の両立 DOWAのワーク・ライフ・バランス
DOWAの考えるワーク・ライフ・バランスとは
当社のワーク・ライフ・バランスは、社員一人一人の「能力・意欲の 向上」と、「仕事と生活の調和」を両立させることと位置づけています。
また、取り組みを進めながら、活き活きと働くことができる職場環境に変えていき、仕事の成果を質・量ともに向上させ、グループの発展に寄与する好循環のサイクルを回し続けていくことも目指し ています。
2008年度より「子育て支援制度」を改定
ワーク・ライフ・バランスの取り組みとして、働く時間を適正に管理し、効率化する取組みを実施しています。
これに加えて、2008年度から子育て支援制度を大幅に拡充しました。この制度が、男女双方にとっての「子育て」や、特に女性にとっての「出産」に伴う不安や負担を軽減し、安心して今後のキャリアを構築する土台になること。また、上司・周囲と互いに協力し合える風通しの良い職場となることを期待しています。
【子育て支援制度の内容】
勤務時間 | 事業所で勤務する社員にも完全フレックスタイム制度を認め、短時間勤務とあわせた弾力的な働き方を可能にする |
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休暇 | (1)年次有給休暇の備蓄制度を、子の傷病についても認める |
(2)子の看護休暇(5日)を有給にする | |
就労場所 | (1)申請・承認を経て、子が3歳となる年度末までを上限に、転居を伴う異動が免除される |
(2)申請・承認を経て、子が小学校3年生の学年末までを上限に、エリア限定職への職群転換を認める | |
復職制度 | 勤続3年以上で結婚・出産・配偶者の転勤を理由に退職する場合、登録により復職を可能にする (登録期間は退職後7年間) |
正社員(フルタイム)とパートタイム社員(短時間)の2つのコースを用意 復職時は、半年間の試用期間の後、本人の意思と試用期間中の勤務状況などを勘案して決定 |
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処遇条件は、本人の能力と復職後の職務や退職時条件を勘案する |
DOWA版ワーク・ライフ・バランスの推進
まだ開始したばかりで制度の利用者はありませんが、使われ、定着していくことが何よりも大切です。本人・上司を含めた社員に十分理解してもらい、運用する中で必要な改良は適宜加えていくこととしています。また、副次的な効果として、個人のキャリアビジョンが、生活設計と重 ね合わせてより具体的になることも期待しています。
一方で、「仕事」についても、「家庭」についても、個人の考え方・価値観はさまざまです。子育て支援策は一部分であり、まだまだ取り組むべき課題は沢山あると考えています。今後は、世の中のよいものは積極的に取り入れながらも、私たちはあえて、「DOWA版」ワーク・ライフ・バランスと冠し、先例や一般論にとらわれずに施策を実施していきます。
今回は制度という形でスタートを切りましたが、これに魂がこもり、活用されるための努力を続け ていかなければなりません。
今後とも、社員と一緒に知恵を絞りながら、力を発揮できる、働きやすい職場環境整備に取り組み、「DOWA」のワーク・ライフ・バランスを実現したいと考えています。
DOWAホールディングス 人事・人材開発部門
金子 将司、印南 文子、庄司 博