DOWA CSR環境報告書2010 -Corporate Social Responsibility Report 2010-

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環境経営

温暖化防止への取組------------------------------------------------------------------------------------

■岡山県岡山市■ バイオディーゼル燃料(BDF)の生産開始

バイオディーゼル岡山は、農林水産省の「バイオ燃料地域利用モデル実証事業実施地区」に採択され、2009年6月より、一般家庭、学校給食、スーパー、食品製造工場などから排出される廃食用油を岡山市と共同で回収し、バイオディーゼル燃料を製造しています。

これまで200kL(2010年3月末現在)を生産し、岡山市のごみ収集車80台に使用されています。将来は、年間製造量を1,200kLにまで拡大することを計画しており、廃食用油の有効利用とCO2排出削減に貢献します。

■秋田県、千葉県、岡山県■ フロンガスの回収・破壊処理で貢献

冷蔵庫やエアコンなどに使用されているフロン類が大気中に排出されると,オゾン層の破壊や地球温暖化など、環境に深刻な影響をもたらします。

DOWAグループでは、1996年に環境庁(当時)および秋田県から「フロン等破壊モデル事業」を受託して以来、これらフロン類の破壊処理を行ってきました。
DOWAでは、廃棄物混焼法方式と呼ばれる廃棄物を焼却する際の排熱を利用してフロン類を破壊処理するため、新たなエネルギーを投入する必要がありません。また、フロンは1,000℃以上の熱で処理され、99.99%以上が分解されます。
現在、エコシステム秋田、エコシステム山陽、エコシステム千葉の3事業所において、フロンガスの熱分解処理を行っています。2009年度にはCO2換算で9.5万t相当のフロン及び代替フロン類の破壊処理を行いました。

■秋田県小坂町■ 風力発電に向けて調査を開始

小坂製錬では、自社で保有する水力発電や製錬の廃熱を利用した発電により、事業所内の電力需要の約56%(2009年度実績)をまかなっていますが、さらなる温室効果ガス排出削減を図るため、風力発電システムの導入可能性について調査を進めています。本調査では、小坂製錬の周辺において風況観測を行い、風力発電システム導入による経済性と温室効果ガス削減効果の詳細検討を行っています。

■フィリピン■ クリーン開発メカニズム(CDM)事業

写真DOWAエコシステムは、伊藤忠商事(株)との間に合弁会社IDES Corporationを設立し、フィリピン国内の15ヶ所の養豚場から発生するメタンガスを回収して、燃焼破壊と発電に利用する温室効果ガス削減プロジェクトを進めています。

2010年4月、メタンガスを回収・燃焼破壊を行う全ての施設建設が完工したため、運用を開始しました。本プロジェクトで燃焼破壊したメタンガス量は京都議定書のCDMクレジット(CER)になって日本の温室効果ガス排出削減に貢献します。

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