社会とのかかわり
地域社会とともに
DOWAグループでは、社会の一員として地域に貢献し、ともに発展していくためにさまざまな取り組みを進めています。国内外の各拠点では、植樹祭や地域の緑化事業への参加、工場見学の受入れ、地域懇談会などのステークホルダーダイアログ、スポーツ振興など、それぞれが地域に根ざしたCSR活動を積極的に展開しています。
第1回さくらまつり開催「児島湖花回廊プロジェクト」
岡山市の児島湖は、DOWAグループの創業者である藤田伝三郎男爵が情熱を注いだ児島湾干拓などによりできた淡水湖です。DOWAグループでは、2007年、ゆかりの深い児島湖の沿岸とその周辺に、地域のサポーターとの協働で河津桜を植樹する「児島湖花回廊プロジェクト」をスタートさせ、これまで3,900本の植樹を達成しました。この花回廊プロジェクトでは、桜1本1本にサポーターの名前が書かれたプレートがつき、植えた人が自主的に管理する仕組みで、植樹や手入れも含め、地元の方々と力を合わせて進めています。
2010年3月、岡山市南部9 学区連合町内会の協力のもと、「第1回児島湖花回廊さくらまつり」を開催しました。会場の花回廊ゴルフコースには、気球の体験搭乗や模擬店などを設け、1万人以上の市民で賑わいました。当日はDOWAグループの社員と地域の方々約700名が、運営スタッフや出店者、吹奏楽やバトントワリングなどのステージ出演者として参加し、貴重な交流の機会となりました。
また、地域のエコ活動として、岡山市と共同で廃食用油リサイクルを進めるDOWAグループ「バイオディーゼル岡山」も出展し、使用済みてんぷら油の回収を呼びかけました。当日は、約300名の方々が油を持参して下さり、油をお持ち頂いた方には花苗をプレゼントしました。回収した約100リットルの油は、バイオディーゼルにリサイクルし、岡山市のゴミ回収車の燃料として使用されました。
児島湖・花回廊サポーターズクラブ http://www.dowa.co.jp/kojimako-hana-kairo/supporter.html
児島湾・花回廊サポーターズクラブは、2009年4月「さくらの功労者」に選ばれました。「さくら功労者」は、財団法人日本さくらの会がさくらの愛護、育成、研究などに功績があった団体、個人を表彰しているもので、サポーターズクラブによる河津桜の植樹、育成などの活動が認められました。
財団法人日本さくらの会 http://www.sakuranokai.or.jp
第3回小坂ふるさとの森づくり植樹祭
2009年10月、秋田県小坂地区の社有地で、社員、OB、地元の小学生など約300人が参加し、12樹種、1,500本の植樹を行いました。
ビオトープ型排水浄化施設「ビオパレット」見学会
2009年11月、埼玉県のDOWAハイテックに設置されたビオトープ型排水浄化施設「ビオパレット」と工場の見学会を開催し、地元の小学生親子40名が参加しました。子どもたちは顕微鏡を使い、メダカやヤゴなどの生物の観察を行いました。