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トップメッセージ:循環型事業の成長を通じて、環境と社会に貢献する。

私たちDOWAグループは、川上から川下までカバーする自社の循環型事業の成長を通じて、環境負荷低減や地球温暖化対策などさまざまな社会課題の解決ならびに社会全体の発展に寄与することで、あらゆるステークホルダーの皆様の成長の一助になりたいと考えております。

DOWAホールディングス株式会社 代表取締役社長 山田政雄

東日本大震災を経験して

昨年度は東日本大震災を経験し、改めて企業の社会的責任、すなわちCSRについて考えさせられた一年でした。東日本を中心に経済・社会活動が甚大な影響を受けて停滞する中で、供給責任を果たし続けること、すなわち本業を通じて顧客企業をはじめとするステークホルダーの皆様の活動を絶え間なく下支えすることが、私たちDOWAに課せられた社会的使命であると改めて強く認識いたしました。目下、BCP(事業継続計画)の見直し及び策定に全事業所で着手しており、有事の際の対応力ならびに事業基盤の強化にグループ全体で取り組んでまいります。

成長の継続
~海外展開の加速と成長分野への投資拡大

DOWAは120年以上にわたり育んできた循環型事業をグローバルに展開していますが、近年は一層積極的に推進しています。2011年度は熱処理事業のインドへの本格進出や中国・東南アジア地域におけるリサイクル事業拡充など、新たな事業強化を図りました。本年度からスタートする新たな中期計画Ⅴ(2012~2014年度)では、「成長の継続」を基本方針に掲げ、成長著しいアジア・新興国市場でのさらなる事業拡大を重要な柱に据えています。環境・リサイクル、金属加工、熱処理分野を中心に、日本国内で培った事業をベースとして海外展開を一層加速してまいります。
また、新エネルギー・環境対応製品など成長分野への投資を継続かつ拡大することも、中期計画Ⅴの重要施策です。太陽光や風力といった再生可能エネルギー、リチウム電池や燃料電池に代表される次世代電池、有害物質フリーの低環境負荷製品など、数多くの成長分野で既にDOWAの製品が活躍していますが、それぞれの市場拡大とともに今後ますます事業を強化すべく、積極的な投資を行ってまいります。

CSR経営のグローバル化

海外事業の急速な拡大に伴い、CSR経営のグローバル体制強化や海外拠点における充実化も、一層推進しなければなりません。2009年度から参加している国連グローバル・コンパクトの国際的な普遍原則を踏まえつつ、進出地域における本業を通じた社会課題の解決や社会貢献活動の推進を図ってまいります。特に近年事業拠点を集中的に増やしているアジア地域では、自然環境保護や生物多様性の保全が喫緊の課題であり、DOWAが日本国内で長年培った環境負荷低減の技術やノウハウを活かすことができると確信しております。

写真また、事業の国際化に伴い国籍や価値観、文化が異なる人材が年々増加しており、必然的に人材の多様性を活かした企業経営が求められます。今後は国をまたいだ拠点間の人材交流などを通じて、多様な人材の融合を新たな企業価値創造に結び付けていきたいと考えております。

このCSR報告書は、社内外のあらゆるステークホルダーの皆様に私たちDOWAの具体的な取り組みを知っていただくとともに、社員一人ひとりが日頃の活動を振り返り、新たな付加価値を創出するきっかけをつかむことも目的として作成いたしました。DOWAの企業価値向上をより一層社会課題の解決やステークホルダーの皆様の発展・成長に直結させるべく、忌憚のないご意見を是非お聞かせください。

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DOWAグループのCSR

DOWAのCSR(企業の社会的責任)

トップメッセージ

特集1 DOWAグループのハーモニー ~DOWAグループはこんな会社です~

  • DOWAエコシステム
  • DOWAメタルマイン
  • DOWAエレクトロニクス
  • DOWAメタルテック
  • DOWAサーモテック

CSR経営

DOWAのエコプロダクツ

社会性パフォーマンス

特集2 海外に広がるDOWAグループ

社会との関わり

お客様との関わり

社員との関わり

環境パフォーマンス

特集3 DOWAグループのエネルギー活用の取り組み

環境パフォーマンス

マテリアルバランス

INPUT

資源等の循環的利用の状況

OUTPUT

主要工場環境データ

経済経営パフォーマンス

経済性報告・環境会計

外部経済効果 EEBE(R)

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アンケート結果

基本要件

第三者意見

編集方針GRIガイドライン対照表お問い合わせ/冊子版請求