DOWA CSR報告書2007 © 2007,DOWAホールディングス株式会社

【CSRハイライト】

世界へ広がるDOWAのリサイクルネットワーク

DOWAグループの特徴ある企業活動と事業を通じたCSR

世界のDOWAへ ~アジア代表として国際会議でスピーチ~

アジアを代表して発表する吉川会長

▲ アジアを代表して発表する吉川会長

2006年11月30日、ケニア・ナイロビにおいてバーゼル条約(有害廃棄物の不適正な国際移動を規制する国際的枠組み)第8回締約国会議が開催されました。会議には113カ国の代表が出席し、有害廃棄物の環境上適正な越境移動に関する議論が行われました。

E-waste(使用済み電気・電子廃棄物)がテーマとなった今回の会議において、アジア代表として出席したDOWAホールディングスの吉川会長が、E-Waste処理に不可欠な非鉄金属産業(DOWA)の役割やアジアに広がるDOWAのリサイクルネットワーク等を約300人の各国代表者にPRし、多くの賛同と評価を得ることができました。

VOICE

現在、アジアやアフリカ諸国でE-wasteの不適正な処理が原因で環境破壊や健康被害が深刻な問題となっています。DOWAの適正かつ安全な高度処理技術が、こうした問題を解決し、世界中の適正な資源循環推進に必ず貢献できると考えています。

吉川会長(右端)ほか6人の各地代表プレゼンテーター

▲ 吉川会長(右端)ほか6人の各地代表プレゼンテーター

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アジア地域の資源循環 ~金属リサイクルのアンカー・DOWA~

DOWAエコシステムは2006年11月1日、東南アジア3カ国(タイ・マレーシア・シンガポール)で集荷した使用済み携帯電話を日本に輸入して再資源化する国際リサイクルネットワークの構築を目指すプロジェクトを立ち上げることで、バーゼル条約事務局ならびに環境省と基本合意しました。

各国政府の協力の下、使用済み携帯電話を回収するシステムを構築し、日本へ国際輸送して、DOWAの製錬所(小坂製錬)でリサイクルを実施します。将来的には、他のアジア諸国へ、そして携帯電話以外のE-Waste全般へリサイクルネットワークを広げて、DOWAがアジア全域の金属リサイクルのアンカー(最終走者)として、その役割を果たしていきます。

VOICE

今回のプロジェクトの基本合意で、アジアにおける国際資源循環ネットワークの実現に向けて、本格的な一歩を踏み出すことができました。アジアの資源循環の要として、DOWAの存在感を今後一層示していきます。

2006年11月1日 プロジェクト調印式

▲ 2006年11月1日 プロジェクト調印式 プロジェクト対象国関係者とともに バーゼル条約事務局・桑原事務局長(右から3人目)、環境省 廃棄物・リサイクル対策部・由田部長(同4人目)、DOWAエコシステム・山田社長(同5人目)

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